こんばんは松下建装、代表の松下です。
本日は昨日お話させて頂きました塗料の乾燥時間についてお話ししたいと思います。
塗装は「塗料を塗り重ねること」と言い換えることもできます。特に外壁・屋根に関しては下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが一般的です。
下塗りなどの塗装が一度済んだら、適切な乾燥時間を置く必要があります。これは塗り重ね乾燥時間と呼ばれ、プロであれば絶対に守らなければならない基準の一つです。塗り重ね乾燥時間の目安は塗料の缶やカタログには必ず記載されています。
所定の塗り重ね乾燥時間を守らないとどうなるでしょうか? もちろんトラブルがあります。乾燥不良、縮み、割れ、付着不良、剥がれ、膨れなどの不具合が起こる可能性があります。また、所定の希釈率を守らないと、塗り重ね乾燥時間も変わってしまいます。前途で「塗り重ね乾燥時間の目安」と書きましたが、この目安を守らないと不具合が起こる可能性があると思っておくべきです。塗料とはそれだけデリケートなものなのです。
専門的にはなりますが、乾燥時間には指触乾燥、半硬化乾燥、硬化乾燥、完全乾燥の4つのプロセスがあります。指触乾燥は、塗装面に軽く触れても指に塗料が付かない状態で、まだ安心して塗り重ねは行えません。半硬化乾燥の段階になると、塗装面をゆっくり軽くこすっても塗装面に跡が残らない状態になります。この段階になれば重ね塗りをしても大丈夫だと言われていますが現場の状況で各面の温度が違うので《東面、西面、南面、北面》適切な判断が必要となってきます。
私たちプロフェッショナルが当たり前に理解していることでも、一般の方は知らないことがほとんどですので、松下建装では常にお客様の立場になり、お客様目線でのご説明を心掛けております。
長くなってしまいましたが、単に塗装と言っても他にも奥深いものがたくさんあるのでお家の事で何か少しでも気になる事があればお気軽にお問い合わせ下さい。